最近、こんなニュースが話題になりました。
日本最大級のメタバースプラットフォーム「cluster(クラスター)」が2024年度決算で約19.7億円の赤字を計上。
「えっ、やっぱりメタバースって終わったの?」
「この規模の赤字って、もう詰んでるんじゃ…?」
そんな不安の声があちこちから聞こえてきました。
でも、このニュースを「失敗」の一言で片づけてしまうのは、ちょっと早すぎるかもしれません。
この記事では、メタバースプロジェクト「GHOST LAND」のラジオ番組【GHOST LAND RADIO】の内容をもとに、この赤字の真相、メタバースの現状と未来について、できるだけわかりやすく掘り下げてみます。
19.7億円の赤字。それって「失敗」なの?
ニュースのインパクトだけを見ると、確かにショッキングです。
でも番組では、パーソナリティのマサヲさんがはっきりこう語っていました。
「これは失敗じゃない。未来に向けた投資のフェーズなんです。」
今、私たちが見ているのは「結果」ではなく「途中経過」。
メタバースはまだまだ黎明期にあります。
たとえば、小学生の間ではフォートナイトなどを通して、すでに仮想空間での交流が“当たり前”になりつつありますよね?
つまり、これからメタバースは「使いこなす世代」が大人になるにつれ、自然と広がっていく。
いまはその“土台を作っている真っ最中”なんです。
メタバースが広まらない理由は?ラジオで語られた「集客の壁」
GHOST LANDが開催したフリーマーケットイベントの話も出てきました。
出展者は集まるのに、一般の来場者がなかなか来ない——このリアルな課題に直面したそうです。
集客のカギは、「来たくなる理由」を作ること
こんな工夫もあると面白いかも!
・豪華景品:メタクエストやAmazonギフトカードが当たるようなインセンティブ
・限定デジタルアイテム:イベント限定のアバター衣装や家具
・新しい体験:写真コンテストなど、参加型の仕掛け
「来たら面白いことがあるよ!」という明確なワクワクの提示が、次の一歩につながるかもしれません。
メタバースがもたらす「現実を超えた体験」
このラジオの中で、個人的に一番ワクワクしたのはここ。
メタバースは、単なる技術じゃなくて、人の暮らしを“もっと自由に、豊かに”する道具なんです。
たとえば…
雨の日でも“外出”できる
梅雨の日、猛暑の日、体調が悪い日。
現実では外出がしんどくても、メタバースなら部屋から一歩も出ずに、世界中の人と出会える。
高齢者の孤独ケア
一人暮らしのお年寄りが、メタバース内のAIアバターと日常会話をすることで、孤独感の軽減や認知機能の維持にも役立つかもしれません。
思い出を“デジタル保存”
「おじいちゃんの家がなくなる前に、3Dで残したい」
「災害で失われた町並みを、バーチャルで再現したい」
そんな思い出や文化を、メタバースで未来に残すこともできるんです。
テクノロジーの進化が、メタバースを“現実に”近づけている
進化しているのは、メタバースそのものだけではありません。
・Apple Vision ProやMeta Questなど、より軽量・高性能なデバイスの開発が進行中
・Googleの没入型広告など、ARと融合した「体験する広告」の登場
・味や匂いを再現するデバイスの研究も進んでいます(日本の大学では「見てるだけで味がするキャンディ型デバイス」も)
まさに、「五感を使って楽しむ未来」がすぐそこに迫っているのです。
メタバースは“ゲーム”ではなく“経済圏”
「メタバースってゲームの延長でしょ?」
…実は、それは半分だけ正解。
メタバースでは、ユーザー自身が空間を作り、モノを売り、経済活動を行えるという点が、ゲームと決定的に違います。
ゲームは「遊ばせてもらう」もの。
メタバースは「自分が世界を作っていく」場所。
だからこそ、多くの企業がこの分野に注目しているんです。
まとめ|メタバースは“まだこれから”。でも確実に進んでいる
クラスターの赤字を「未来への投資」として捉える視点、そしてラジオで語られた、リアルを超える新しい暮らし方やつながり方。
これらを知れば、メタバースは決して「オワコン」なんかじゃないと感じられるはず。
・現実の制約を超える体験
・社会課題の解決
・新たな経済と文化の創造
今はまだ種まきの時期。
でもその芽は、すでに静かに育ち始めています。
「ちょっと触ってみようかな」と思ったあなた。
まずは、GHOST LANDのワールドに遊びに来てみてください。
きっと、思っていたよりも身近で、楽しい世界が広がっているはずです。
